今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 329)あじ天そば

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立ち食いそばののれんをくぐると先客はなく、カウンター越しに店員同士がウキウキと会話している。それを横目に壁のメニューとニラメッコ。


春菊、かき揚げの王道路線も久しぶりだし、コロッケ、ちくわのバラエティ路線も捨てがたい。でも、あじ天を見つけて私の心は決まりました。


あじ。夏魚の印象だし、旬が終わる前に食べておこう。そういえば、今年はあまりあじフライ食べてないな〜などと悔やみつつ、出来を待つ。


ふと壁をみれば、どのメニューでも+50円で冷やしになるんだとか。へえ〜春菊の冷やしを食べたいな、などと次回のメニューまで悩み始める。


そんなこんなで、わがそばのお成り。揚げおきでしっとりした天ぷらの衣は薄めで、ツユをまとったふわふわの身が味わい深い。あじだけに。


あじ。刺し身もいいけど、タタキ、なめろうなんかにするといい肴だよネ。塩焼きやフライはおかずになるし、おいしい庶民の味方って位置づけ。


実のところ、実家の両親が北陸生まれだったからか、上京するまであじはあまり食べたことなかった。カレイ、ブリ、ハタハタをよく食べてたね。


そばはいつものフワフワ麺。しょっぱいツユ、シャキシャキのネギ、ピリリときく七味。老舗立ち食い店の矜持を感じる安定感に、大満足です。


ごちそうさまでした。