今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 351)涼彩そば

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暑さのあまり、ランチ遠征も億劫だった日々。年に一度は食べておきたい、こちらの涼彩そばを食べ損ねるところでした。涼やかな名前が好きっ。


お客さんも掃けた昼下がり、店の隅ではまかないを食べるような時間帯。大きなテーブルを独り占めして、メニューも見ずに涼彩そばを注文。


ざる、とろろなどの冷たいつけそばは年じゅう出すけど、冷たい汁そばは冷やし中華のように季節商品ですよね。そば湯をつけないからかな〜。


ともあれ、程なくやってきたひと皿は、鮮やかな彩り。名乗ったもん勝ちだけど、名は体を示すとはよく言ったもので、涼彩そばの名が似合う。


ワサビを溶いて、ツルツルと麺をすする。つゆはやや酸味がかっていてそばによく合います。酸味がなければそば湯も合うのかな、なんて思う。


こちらのタヌキは揚げ玉というより天かす。何かの天ぷらのカケラが入っていて、かたちもまちまちなのにカラッとしていて、食べていて楽しい。


いろんな具材+そばをひと通り食べたら、あとはグシャリかき混ぜるように雑に食べてゆく。キツネの甘さが、酸味がかったツユによく合うなぁ。


すっかり食べ終えた頃にきた後客は、涼彩+揚げ餅を注文。そんな裏メニューがあるとはツユ知らず。来年のお楽しみかな、長生きしなきゃな。


ごちそうさまでした。