暦のうえではとっくに秋、冷たい麺も店仕舞いの季節かな。昼下がりのおそば屋さん、たぬき、きつねで悩むも、100 円増しならむじなを注文。
ここの冷やし系は、とにかく豪華だった記憶がある。お値段も4桁なんですが、それも納得のリピーターです。水を飲みつつ、出来上がりを待つ。
やってきたのは、そうそう、こんなだったという豪華なひと皿。立ち食いそばの冷やしが軽巡洋艦ならば、こちらは戦艦大和クラスの重量感。
たぬき、きつね、胡瓜、ネギ、わさびは標準的ですが、紅生姜、たまご、椎茸、ナルトの応用編、白滝、蜜柑、パイナップルの発展編へと続く。
どれから食べるかと悩むも、やはりここはおそばから。具材の隙間からスルスルとたぐれば、濃いめで酸味はわずかなツユがよくからんで最高。
この色は二八そばかな〜なんて通ぶりながらら今度は具材とともにがっついてゆく。たぬきはカリカリ、きつねは甘くて、むじなそばの本領発揮。
あとは付加価値、口に入るがままに楽しもう。おっと、蜜柑だけツユに沈む前に食べちゃう。白滝が味のなさを逆手に取り、意外に主張が強い。
すっかり食べ終え、デザートに残しておいたまぁるいパイナップルを、月見気分でパクリ。個性派冷やし堪能しました、オナカいっぱいだ(笑)
ごちそうさまでした。