名古屋めし、というと茶色のイメージ。何もかもオレ色に染める八丁味噌のせいかもしれないが、よくよく調べれば、茶色だけではないはず。
味噌カツ、味噌煮込み、どて煮は味噌で茶色。手羽先、あんかけスパ、ひつまぶしは味噌ではないのに茶色。うーん、茶色が多いのは否定できず。
絵面も味も濃ゆい個性豊かな名古屋めしに、近年加わったのが台割まぜそば。台割ラーメンにのってる肉味噌をアレンジしたから台割まぜそば。
台湾出身の人が作ったから台割ラーメンなのであって、その肉味噌という共通点のみをもって、台湾まぜそばを名乗るのはいかがなものか。
ともあれ、いちど新宿で食べたときは、ニラ、ニンニクのパンチのきいた味にやられた記憶が。やられたといっても、いい意味で、魅かれたのダ。
いちど家族にも味わってほしくて、レトルトを購入。オススメの具は卵黄、刻みネギ、ノリ、ニラだけど、温玉、刻みネギ、ノリ、ナルトで代用。
香りの強いものを好まない子供向けのアレンジ、吉と出るか凶と出るか。まずは器に麺を盛りつけてよぅく混ぜれば、肉色に染まって色めかしい。
で、具材を盛りつければ完成。間違いのない、おいしそうな香りに大満足。これ、ニンニク入ってるのかな、まあ、とりあえずひと口パクリ。
思ったよりからいな。香辛料由来だから当然にイヤなからさではないけど。でも、これだけ味が強ければ、ニンニクを追加する必要はないな。
絶妙なからさは温玉でまろやかになり、心地よく食べられる。肉味噌はジャージャー麺風だね。ナルトはもちもちで、食感のいいアクセント。
夢中で食べ終えると丼ぶりにはやはり肉味噌が残る。お店では、追い飯なんていってライスを入れるけど、オナカいっぱいだから、やめておこう。
味噌煮込み、台湾ラーメン、スガキヤ、あんかけスパ、豊橋カレーうどん、きしめん。百花繚乱の名古屋めんに、また強力なのが加わりましたね。
ごちそうさまでした。