肉が食べたい。こんな熱情が湧き上がるなんて、若さゆえの過ちかな。ともあれ、本日のディナーは肉、それも手抜きできて、おいしいヤツ。
いろいろ吟味のうえ、メインはレトルトハンバーグ。こうすると、ハンバーグソースがほかの食材を染め上げて、おいしさが加速するのだヨ。
あとは、冷蔵庫の残りと、スーパーのチラシで構想を練る。スープもつけようかな、ポタージュがいいな。よし、炊き込みご飯もいっとこう。
さて、夕餉の支度。ハンバーグのほかは、スーパーで買ったプルコギ、ポテトフライ、冷蔵庫にあったチキンナゲット、シャウエッセンです。
何というか、高校生男子ホイホイのような肉肉しいメニューです。つくっておいてなんですが、絵面が強くて、食べる前から気圧されています。
まずはハンバーグ、うまし。チーズインなので味が豊潤。すかさず松茸ご飯をかきこむ。香りが複雑になり、華やかになり、やがて嚥下する。
ハンバーグソースに、ポテトフライ、ナゲットなどをチョイとつけてパクリ。横着せずに油で揚げ直したから、サクサクおいしくて、嬉しい。
プルコギは、本来メインをはるべきメニューですが今日は脇役。何というか、藤波辰巳に対する長州力、松井秀喜に対する清原和博的な立ち位置。
とはいえ、実力に間違いなし。プルコギを喰み、スープをごくり。またプルコギを喰み、今度はビールをゴクリ。なんだなんだ、このお祭り騒ぎ。
楽しい宴もやがて終わりを迎える。もう若くはないさ、と胃もたれが教えてくれるのです。でも、楽しかった、漢の肉プレート。また、やるぞ。
ごちそうさまでした。