今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

定食春秋(その 245)カツ丼+たぬきそば

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カツ丼はどこで食べるのが正解なのだろう。真っ先に浮かぶのはトンカツ専門店だけど、店舗数が少ない。定食屋か、そば屋が主流なのかな。


カツ丼は想定していなかったけど、そば屋のメニューで目を奪われたカツ丼セット。ミニ丼にミニそばがつくならば、男として戦わねばなるまい。


注文を終えると手持ち無沙汰で、後学のためにメニューを復習。季節のサンマ丼やしらす丼、そば屋の王道・天丼もあって飽きることなく眺める。


やってきたのは小ぶりな丼ぶりが並ぶ、如何にも男メシといった風体のセット。箸を割り、まずは挨拶がわりにそばをひと口、ダシがきいてるね。


お楽しみのカツはサクサクの衣がフワフワ卵をまとって、タレのしみたご飯がもりもり食べられます。玉ねぎは甘く、三つ葉が香りを加えます。


ここでたぬきそば。定食でいうところのみそ汁、ウイスキーならばチェイサーとしてのたぬきそば。揚げ玉から油がにじんでダシがおいしい。


カツ丼とそばを往復しつつ、たまに漬け物でお口直し。よくぞ日本人に生まれけり、と思える三所攻め。惜しむらくは胃の容量が少なめなこと。


それでも端っこのカツでご飯を書き集めて、ひと粒残らず食べる。咀嚼もそこそこにして、そばのダシで飲み込んでしまう官能的な食事の終わり。


ごちそうさまでした。