券売機にはホタテ69ラーメンと書いてあります。尖ったネーミングだけど、どんな由来があるのやら。詮索はさておき、ポチっとボタンを押す。
店長の趣味か、どこかの野外フェスの映像が流れている。絵面をみるに時代的には 80 年代かな。なるほど 69 は、ロックのことかと納得する。
80 年代、ロック、ホタテ、といえば安岡力也。「ホタテをナメるなよ♩」って流行ったね。ナンセンスさがバブル前の浮ついた空気に合ってた。
とか考えていると、やってきたのは盛り付けがキレイな一杯。69 な感じはともあれ、生タマネギがてんこもり。スープをひと口飲むと、随分熱い。
貝ダシはやはり深みが違う。当たり前ですが魚とは生物の種類が違うのだと思い知らされます。これまた熱い太麺が、スープをよく絡めとるのヨ。
じっとみれば、手前の白いのはダイコンですね。熱いスープで徐々に煮えています。メンマはコリッコリで、ビールが欲しくなるズルイおいしさ。
このあたりでタマネギも透明に煮えてきて、シャキシャキ食べられます。炙りチャーシューは予想通りトロトロで、これまたビールが…(後略)。
スープは最後までアツアツで、柚子の香りも芳しく、貝焼きの宴あとのようなスープは飲み干したくなります。今度は、69 坦々麺、試すかな。
ごちそうさまでした。