今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

定食春秋(その 246)目玉焼き定食

f:id:socius_lover:20201019135023j:plain


お昼どき、急に目玉焼きが食べたくなる。牛丼屋の朝定食にはあるけど、この時間帯だとどこで食べられるのかな。でも、ググるのはなんか野暮。


脳内検索をかけ、お店のアタリをつける。確か坂の下の店に目玉焼き定食があったはず。不定休だからリスクはあるけど、無事、みつけました。


目玉焼き定食は、数並ぶ定食メニューの最安値。そりゃそうだ、などと納得。熱〜い粉茶をすすりつつ、カウンター越し、調理音に耳を傾ける。


カシャパ、チリチリ、シュウウ。目玉焼きができ上がっていく音が聴こえてきて、「待て」と言われたイヌのように耐える。おいしさ確定です。


到着したのはシンプルな定食。ご飯、味噌汁、目玉焼き、サラダ、漬け物、小鉢。だが、これがいい。昔、母親がつくってくれた朝食を思い出す。


目玉焼きに何をかけるかは一大テーマで、塩コショウ、ソース、醤油、マヨネーズなど諸派閥が争う。黄身が2つあるしソースと醤油で食べよう。


まずは味噌汁。白菜、エノキ、人参、豆腐と具沢山。改まってご飯をかき込んで、味噌汁をズズッと。小鉢のインゲンの胡麻和えも甘くていいね。


小瓶のどちらがソースかはわからず、手前をチラッとかければ、ソースでした。淡白な白身、周囲のコゲ、半熟の黄身はご飯のお供にふさわしい。

もう1つの目玉焼きは、お行儀ワルですがご飯にのせて醤油をタラリ、箸で突き崩してかき込んじゃう。あれ、こっちもソースだな。まあいいか。


目玉焼きは、ハムエッグや、ハンバーグの付け合わせのように肉類と合わせることが多いけど、目玉焼きそのものをじっくりと堪能できました。


シンプルなレシピゆえ、外食することが少ない目玉焼きですが、シンプルだからこそ素材の味がよくわかります。大満足のランチとなりました。


ごちそうさまでした。