今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

定食春秋(その 254)カキフライ定食

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食事開始後5分間、炭水化物を食べずに野菜や肉を食べると血糖値が上がりにくくなる。いわゆるベジファーストの亜種ですが、実行できるのか。


定食ならば、付け合わせをひたすら食べ、なんならメインのオカズも少し食べた頃にご飯が解禁になる。メニューによるけど、不可能ではない。


これが麺類だと難しい。そもそも5分も経てば麺がのび始める。二郎系ラーメンならば、ひたすら野菜の層を食べるという選択肢もあるけれど。


そんなことを思いつつ、カキフライ定食。まずはみそ汁。お次はキャベツにレモンとしょうゆをかけ、ひたすら青虫のごとくムシャムシャと。


ひじき豆をこまめに食べて時間を稼ぐも、いよいよ間がもたず、カキフライに手を染める。ソースとしょうゆを2つずつかけて、カラシをつける。


まずはひと粒の半分をパクリ。鮎は育った川の苔の味がするというけど、カキもきっと育った海の香りがするんだろうな。ここでようやく3分。


なるほど、血糖値対策とは難しいものですね。みそ汁の具を食べ尽くし、お新香をパリパリ食べてようやく5分。さて、ショーの始まりです。


しょうゆカキフライをガブリ、潮の調べにしょうゆがピッタンコ。ご飯をかきこめば、待ちに待ったシアワセの時間。よく噛んでから飲みこむ。


酒の肴はもちろんのこと、ラーメン、立ち食いそばあたりに健康を求めても仕方ない。でも定食は比較的健康志向だし、意識してゆっくり食べる。


ゆっくり食べれば消化によく、少量で満腹感が得られ、なんなら食後血糖値も上がりにくい。わかっちゃいるけど、早メシ癖が抜けないなぁ。


ごちそうさまでした。