今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 415)煮干しそば

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白湯スープがウリのお店が、期間限定で煮干しそばを出している。よくみれば ver.1と付してあり徐々においしくする算段が透けてみえます。


久々なので勝手がわからず、卓上のポットからグラスに注ぐと、どうやらスープ割用のダシ。動揺を隠して、これが飲みたかったのヨ、を装う。


チビチビとダシを飲みつつ卓上をみれば、各種胡椒、青さ、七味、魚粉、ニンニクしょうが、お酢など、名店らしい品ぞろえ。どれを使おうかな。


煮干しというと、小さい頃、みそ汁のダシ用に頭とワタを除く手伝いをしたっけ。あの煮干しがラーメンスープのダシになるとは、出世したなぁ。


たしか、青森の津軽で煮干しラーメンが有名なんですよね。寒い地方のラーメンは、温まるためだろうか、味が濃くて、ホッとするものが多い。


さて主役の登場。生臭くならないギリギリまで煮干し感を抽出したような香り。ひと口飲めば、まるで答え合わせ。旨み爆発のスープにニンマリ。


ストレート麺は小麦の味がしっかりわかり、いうまでもなくスープとの相性バツグン。これで ver.1ならばどこの境地にたどり着くつもりなのか。


赤みがキレイなチャーシューも、歯ごたえが艶かしくておいしい。いつも混んでいて敬遠しがちでしたが、今度は主力の鶏白湯も食べに来たいな。


ごちそうさまでした。