白湯スープがウリのお店が、期間限定で煮干しそばを出している。よくみれば ver.1と付してあり徐々においしくする算段が透けてみえます。
久々なので勝手がわからず、卓上のポットからグラスに注ぐと、どうやらスープ割用のダシ。動揺を隠して、これが飲みたかったのヨ、を装う。
チビチビとダシを飲みつつ卓上をみれば、各種胡椒、青さ、七味、魚粉、ニンニクしょうが、お酢など、名店らしい品ぞろえ。どれを使おうかな。
煮干しというと、小さい頃、みそ汁のダシ用に頭とワタを除く手伝いをしたっけ。あの煮干しがラーメンスープのダシになるとは、出世したなぁ。
たしか、青森の津軽で煮干しラーメンが有名なんですよね。寒い地方のラーメンは、温まるためだろうか、味が濃くて、ホッとするものが多い。
さて主役の登場。生臭くならないギリギリまで煮干し感を抽出したような香り。ひと口飲めば、まるで答え合わせ。旨み爆発のスープにニンマリ。
ストレート麺は小麦の味がしっかりわかり、いうまでもなくスープとの相性バツグン。これで ver.1ならばどこの境地にたどり着くつもりなのか。
赤みがキレイなチャーシューも、歯ごたえが艶かしくておいしい。いつも混んでいて敬遠しがちでしたが、今度は主力の鶏白湯も食べに来たいな。
ごちそうさまでした。