今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 425)春菊天そば

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最近よく見かける小型の食券機は、細かな活字だけで選ばなければならない。千円札を入れてメニューを見るも、よい考えが浮かばなくて焦る。


幸い後ろに並ぶお客さんはいないので、とりあえずかけそばを押して、トッピングに春菊天を追加する。揚げ物は、基本的に追加扱いなんだな。


食券を提出すると、どうやら都度揚げのようで、厨房からチリチリとした音が聞こえてきます。お預けタイムもランチタイム。実に待ち遠しい。


なるほど、天ぷらは別盛りでした。「天ぷら用」と貼られた卓上の塩をひと振りして、ガブリ。姿揚げの春菊はサクサクして、ほぼスナック感覚


そばも、そのままツルツル。ネギオンリーのかけそばって久しぶりだけど、シンプルさも味のうちです。返しのきいた濃いめのツユでおいしいな。


で、春菊天をのせる。天ぷら油がツユに深みを与え、ツユが春菊天にコクを返す。相思相愛、相加相乗、キン肉マンテリーマンの如き名コンビ。


春菊は火を通したほうが苦くなると聞くけど、こちらはサラダ感覚。すき焼きの春菊 vs. 春菊天は甲乙つけがたいと再検討。僅差ですき焼きかな。


すっかりツユを吸った春菊天をひと口に頬張りモグモグと旬の息吹を完食。券売機の逡巡もいまは昔。自らの選択に大満足のランチとなりました。


ごちそうさまでした。