今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

定食春秋(その 259)牛丼・ミニ in 吉野家

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水と安全はタダであるという神話。なんなら松屋の味噌汁もタダである。はたしてそうだろうか、水も安全も、税金で賄われているにすぎない。


ならば松屋の味噌汁だって「値段に入っている」にすぎないのではないか。吉野家に来て、牛丼を注文し、脇をかためる味噌汁の不在にそう思う。


まずは紅生姜をのせ、七味をひと振り。徐に肉をよけ、つゆのしみたご飯を食べていく。これで十分ご馳走だと思える自分の感性は大事にしたい。


適度に噛んで味噌汁で流し込む、ができないからいつも以上に熱心に咀嚼する。ご飯の甘みが感じられるのは健康の証であり、シアワセなことだ。


いつもなら生玉子をかけますが、今日はひたすらに肉と飯。玉ねぎや紅生姜も名脇役ですが、あくまで主役はタカとユージ、by あぶない刑事です。


じっくり食べていると、いかに普段噛んでいないかを思い知ります。おかゆって噛まないから、かえって風邪ひきの胃に負担という話を思い出す。


飽食の時代でも、財布にいつもお札が入っていても、吉野家の並玉味噌汁が何よりのディナーだったあの頃を忘れないように、謙虚に生きよう。


ごちそうさまでした。