今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 432)温玉たぬきそば

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当然ながら、そばは茹でたてがおいしいし、天ぷらは揚げたてがおいしい。立ち食いそば界隈では「運がよければ」茹でたて、揚げたてに与れる。


朝イチでなければ、温め直したそばに、揚げおきの天ぷらが基本で、そのぶんお値打ち。しかし、そんな立ち食いの常識を打ち破る店もあります。


挽きたて、打ちたて、茹でたての「ゆで太郎」、十割そばを出す「嵯峨谷」、注文してからツユを温めるほど鮮度にこだわる「いわもとQ」など。


個性派がしのぎをけずるのは、人口密集地東京ならでは。小諸そば富士そば箱根そばなど安定の老舗も含め、適度に競争原理が働きますね。


本日は久しぶりにいわもとQ。お得な朝そばは3種。温玉たぬきのA、かき揚げのB、かけそば・別添かき揚げ・ご飯のセット。甲乙丙つけ難い。


昨日の深酒に祟られ、胃の調子がよくないので本日はA。「秋新そば、うちはじめ」の嬉しいポスターを眺め、サービスのそば湯を飲みつつ待つ。


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調理場手前にそばつゆ、そば猪口、そば湯が用意されており、セルフでそば湯がいただけます。これはいいアイデアで、ルチンがしみじみ嬉しい。


待つこと5分、やってきたのは香り高き一杯。茹でたての新そばを、だしのきいたツユ、モロモロの揚げ玉とともに一気呵成にすすり込む贅沢。


温玉を割れば黄身はねっとり。つゆを汚すことなくパクリと食べられちゃう。たまに通勤動線から外れると、意外な出会いがあるから楽しいナ。


気になる「Q」の文字。箸を持ちおいしく食べる看板イラストが、Qにみえたので、どうせならと店名に加えたとか。ぜひ、看板をみてください。


ごちそうさまでした。