今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 480)塩ラーメン+ギョウザ

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ラーメン業界は、生き馬の目を抜くような苛烈な競争である。コロナ禍もあり、人混みを避けるのだから、行列店であれ安穏としてはいられない。


で、街角に新しい店を発見。豚骨ラーメン屋さんの居抜きで入ったのかな。シックな風体に気後れするも、ここは一期一会の思いでドアを開ける。


店内はカウンターやオープンキッチンなど、だいぶ手を入れた様子。メインは塩ラーメン、ほかに酸辣湯麺、坦々麺、ギョウザがメニューに並ぶ。


塩推しで、醤油や味噌がないのはスープに自信ありとみた。千円を超えてくるけど、せっかくなので、なぜかカタカナ表記のギョウザもつけよう。


やってきた塩ラーメンは、シンプルイズベスト。具材は玉ねぎ、青菜、チャーシュー。まずはスープを飲めば、お上品で旨味がしっかりわかる。


きっとお高い塩なんだろうな、塩とダシのハーモニーは母なる海の味。まあ、海水はもっと塩っぱいけどね。小麦の風味がする麺とよく合います。


レアっぽい仕上げのチャーシューは、しっとり食感で、歯がスゥと通って艶かしい。おや、チャーシューの下につみれ発見、ふわふわでイイね。


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さて、ギョウザ。サイドメニュー扱いですが、主食足りうる実力者。まずは何もつけず、ひと口でパクリ。カリカリ、ハフハフ、肉がぎっしり。


お次はお酢のみでサッパリいただく。さらに小皿にコショウをたっぷり振りかけ、酢ゴショウでパクリ。これこれ、これが一番好きなんですよ。


半分食べて断面にタレを染み込ませたり、ラーメンスープに浸したりして堪能。湘北における宮城のような、脇役とは言わせない獅子奮迅の働き。


奮発してギョウザを頼んで大正解。しみじみ満足する。おっと、麺がのびないうちにラーメンも食べなきゃね。新店開拓は成功裡に終わりました。


ごちそうさまでした。


しばらくは、孤食のグルメ&お蔵出しです。