今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 484)汁なしカルボナーラ担担麺

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ラーメンとスパゲティは似ている。おすぎとピーコほどではないけど、ウッチャン宮川一朗太くらい似ている。遠くから見ると、区別できない。


洋の東西はあれども、小麦を原料とした麺類であり、共通項を見出すのは難しくないかも。日本へ伝来し、魔改造されて国民食となったのも同じ。


主にラーメンは男性に、スパゲティは女性に人気です。でもスープパスタや汁なし担担麺などは、料理としてはボーダーライン上に位置しますね。


で、こちらの汁なしカルボナーラ担担麺。もはやスパゲティに寄せてきてます。みれば女性ひとり客もチラホラ、なるほど多様性の時代の麺類だ。


3辛が標準らしいけど、2辛で注文する。辛み刺激は好きだけど、あまりに強いと味がよくわからなくなるしね。胃腸をいたわるお年頃ですし。


やってきたのは、見た目まったくのイタリアン。チーズがたっぷりで、香りもまごうことなきイタリアン。まずは箸で温玉を潰し、軽く和える。


濃厚に絡むソースで重くなった麺を、はねないようにゆっくりと持ち上げてツルツル。鼻にチーズの香りが抜けたのち、花椒の痺れがやってくる。


でも2辛が奏功したのか、辛味は適度。濃厚なチーズと玉子の旨みが、ペヤングばりにまろやかで、ナッツやエビの食感も楽しく、実にボーノ。


イタリアンでピリ辛ミートのカルボナーラといって出しても気づかないな、多分。まあ、オリーブ油を使わないスパゲティなぞ、邪道だろうけど。


麺が少なくなると、もったいなくて濃厚ソースをよく絡めて食べる。無料ライスがつくのも納得、台湾まぜそばのように追い飯したくなります。


夢中で食べ終えジャスミン茶をゴクリ。今ごろになって辛味成分が効いてきたのか、汗をジワリとかいてます。クセになりそうな味の競演でした。


ごちそうさまでした。


しばらくは、孤食のグルメ&お蔵出しです。