今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

定食春秋(その 297)本格四川風ホイコーロー定食

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中国語が飛び交う中華料理店。ピークをずらしてもかなりの混み具合で、この人気っぷりは期待できそう。満漢全席の如き豊富なメニューに悩む。


野菜たっぷりがイイな〜なんて眺めていると「本格四川風」と冠されたホイコーローと目が合う。どうやらホイコーローは四川が本場らしい。


注文を終え、Wiki で調べてみる。回鍋とは鍋を回すわけではなく、下ごしらえした食材、この場合は豚肉を鍋に戻す調理法らしい。なるほどね。


スラムダンク桜木花道が学食で食べていて、回鍋肉を初めて知った。どんな料理か想像もつかなかったけど、大学に入って王将で再会したっけ。


キャベツ&豚肉が甘辛い味噌で炒められて、ご飯が進むことこの上なし。野菜が食べたいときに、青椒肉絲とともに頼りになる中華料理の印象。


中華四大料理でも、四川は辛いことで勇名を馳せる。本格とはどんなのだろうと待ち構えれば、思ってたのとはちょっと違う様子でやってくる。


ニンニクの芽、ニンジン、タマネギ、キクラゲ、シメジ。よくみればかなり大量の唐辛子。キャベツはないけど、野菜たっぷりに変わりはない。


朱に染まる油が闘いの激しさを示唆します。ひと口食べれば、舌にも目にも辛さが沁みる。調理場で飛び交う中国語とともに、本場感が半端ない。


Yo! Say 夏が胸を刺激する、ナマ足魅惑のマーメイド♩ 西川貴教のハイトーンボイスが聴こえてくるような刺激は、辛さを通り越して心地よい。


あえて水は飲まない。ご飯、サラダ、スープを駆使して勢いよく食べれば、当ブログ的にはオールオッケー。胃が燃えているのがわかります。


さすがに黒焦げた唐辛子はお皿の端に寄せたものの、キレイに食べ切りました。ご褒美の杏仁豆腐を舌で潰しながらゆっくり味わい、激闘を想う。


ごちそうさまでした。