今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

定食春秋(その 306)しらすおろし朝食 in やよい軒

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ふとみれば、やよい軒の朝定食が増えている。従来のしゃけの塩焼、納豆、目玉焼に加え、しらすおろし、ミニすき焼き、サバの塩焼の計6種類。


何でも松屋もサバ味噌定食を始めたようで、多様性ってやつですか。かつての吉野家のような、この道一筋、少品種大量販売は流行らないのかな。


さて、しらすおろし。足がはやいからか、チェーン店ではあまりみかけない。大根おろしも鮮度管理が難しそうだしね。ものの試しに注文する。


食券を提出し熱いお茶を淹れて席に戻り、ひと息つく頃にやってくる。火を通すメニューがないとはいえ、ものの40秒。これはドーラもニッコリ。


しらすおろし、生玉子、豆腐に醤油をタラリ。大豆率が高いな、など愚にもつかないことを思う。まずは大根を軽くかき混ぜシャクシャク食べる。


粗おろしの大根のざらついた舌ざわり、おろし汁の甘いような青くさいような香り、これがしらすの微かな旨みを増幅して、立派なオカズになる。


しらすは放っておけばイワシに育つのに、これだけ獲って大丈夫なのかと余計な心配をする。資源保護とか、きっと考えられてるんだろうけど。


いくらかご飯を食べたところで小休止。味噌汁を啜り、冷奴をツルリと飲んだところで、玉子をかき混ぜる。雑なくらいが食感が楽しめるのです。


ここで愛しの玉子かけご飯。黄身の深み、白身の淡白さを醤油がまとめる。私のナンバーワンにしてオンリーワン、最後の晩餐はこれで決まり。


海苔を巻きつつ、磯の香りを堪能する。民宿の朝のようなしみじみとした食事ですが、軽くご飯を残して、ダシ茶漬けを食べるまでがやよい軒


玉子かけご飯に熱々のダシ。玉子雑炊のごとき味わいを、ハフハフ、サラサラと食べ尽くす。最後にぬるくなったお茶で、お口をサッパリさせる。


ごちそうさまでした。