今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

定食春秋(その 307)朝牛セット in 吉野家

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忘れてもいいのに覚えている数字がある。以後よく(1549 年)広まるキリスト教、なんて語呂合わせならまだしも、もっとどうでもいい数字。


小学生の頃のコロコロは 330 円、ジャンプは 170 円。高校の頃に決めた3点シュートは5本。大学の頃は吉野家の「並玉みそ汁」が 500 円、など。


そんなことを思いつつ、吉野家の朝牛セット。牛丼小盛、小鉢、汁で税込 437 円。ちなみに「並玉みそ汁」相当の並盛ならば税込 459 円となる。


なるほど失われた20年ではないけど、デフレ基調は続いているのですね。安いのは嬉しいけど、まわり回って給料も上がらない。悩ましい話です。


うまい、安い、早いの看板に偽りなくすぐ到着。牛丼には差し色程度の紅生姜、味噌汁には七味、生玉子には醤油。久しぶりだけど手慣れた手順。


まず肉をよけてタレご飯をかきこむ。タレのうまみが一番わかるのはタレご飯です。あとは紅生姜で口をサッパリさせ、ガツガツと雑に食べる。


このざっかけなさこそ牛丼の幸せ。個人的に吉野家こそがキングオブ牛丼。「カカロット、お前がナンバーワンだ」とベジータ気分でほめそやす。


ここで玉子をざっとかき混ぜ、黄身と白身のハーモニーを楽しみつつ、さらにガツガツを加速。至高の時間を邪魔しない、名脇役のみそ汁も堪能。


radikoで平日に聞けないお気に入りを聴きつつ、人混みのない早朝に散歩し、気が向けばこうして買い食い。これぞ、小市民の秘かな楽しみです。


ごちそうさまでした。