今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 536)朝かけラーメン in 富士そば

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かけ。熱い汁を「かけ」ただけのうどんやそばをさす。具材はせいぜいネギくらいで、一杯のかけそばでも知られる、清貧の代名詞のような食事。


いわゆる街そばでは、最低価格帯がきつね、たぬきであることも多く「かけ」の取り扱いがない店もある。では立ち食いでの、かけラーメンとは?


名は体を示す通りモーニングサービスの1つで、朝そばの向こうを張ったメニューの様子。券売機をよく見ると、たっぷりワカメ、玉子入りとか。


ますます、かけラーメンとは? と思うも物珍しさに心は決まる。水をチビチビ飲んでいると、程なく呼び出しがかかり、かけラーメンとご対面。


そこそこのワカメ、半裁の茹で玉子、心ばかりのメンマ、予想通りにネギ。レギュラーメニューとの差は焼豚とナルトくらいで、十分な具材です。


コショウをパッパと振り、ツルツルと麺をすすればまったく遜色のない富士そばラーメン。まだ朝なのに、チャルメラの幻聴を覚える気分です。


海の家、スキー場のロッジ、高速の SA など、古きよき「こういうのでいいんだよ」ラーメンを彷彿とさせる、昭和の忘れ物のようなひと品に涙。


ごちそうさまでした。


★しばらくは孤食のグルメ&お蔵出しです。