今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 555)とうふそば

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昭和生まれなので、夏の風物詩といえば、高校野球、蝉の大音声、冷たい麺である。梅雨にバテている胃と心に、ざるそばやそうめんがやさしい。


こちらの冷たい麺は、せいろなど通年メニューもあるけど、夏らしい冷やしも各種そろっている。で、メニューをよく見れば、とうふそば!


何度も来ているのに、いつも涼彩そばばかり食べていて、すっかり見逃していたな。ここであったが百年目、出会ったからには頼まざるを得ない。


(涼彩そば)

https://socius-lover.hatenablog.com/entry/2020/09/01/070900


冷やしは出るのも早い。数えると、豆腐がひい、ふう、みい、3片か。見目麗しい盛り付けに期待しかない。まずは、ツユをかけ、ワサビをとく。


そばをツルツルたぐれば、よく冷えた濃いめのツユが絡み絶品。豆腐をそおっと崩れぬよう持ち上げる。頸の座らない赤ちゃんのように慎重に。


ポテっとした豆腐を舌で潰すと、大豆の甘みが広がり、質量があるぶん涼が続く。ヘルシーかつ高蛋白なのも嬉しいね。あとは一気呵成に食べる。


具材の組み合わせで、おろし豆腐、梅干し豆腐、おかか豆腐など変わり種でおいしい。すっかり食べ終えたのち、大粒な梅干しの種をしゃぶる。


豆腐の代わりに揚げ餅が乗せられた冷やしちからそばもあるのか。これはこの夏の宿題かな。箱根そばの、豆腐一丁そばも食べたくなりました。


ごちそうさまでした。