オフピーク通勤に慣れると、かつての満員電車には戻れない。座れはしないものの、スマホをみたり、車窓を眺めたり、ゆったり気分で過ごせる。
これがランチとなると不如意なもので、基本的に混み合った時間帯に行くしかない。「休憩は一斉に」との労働基準法34条の精神を守るわけです。
それでもたまには、半端な時間のランチもある。いつも一か八かで暖簾をくぐる人気の定食屋さんも、確実に座れそうな時間だし、ウキウキ訪問。
混んでると揚げ物に時間がかかるんだけど、今日はいけそうだ。ロースカツ、アジフライ、マグロカツなど悩ましいけど、久しぶりに竜田揚げ。
ブログをみれば、竜田揚げと名づけられたものは年1回ペース。揚げ物ばかり食べている気がするけど意外な気がします。便利だな、日記ブログ。
2020年9月
https://socius-lover.hatenablog.com/entry/2020/09/15/070900
2019年2月
https://socius-lover.hatenablog.com/entry/2019/02/13/184957
竜田揚げを食べるとき、必ず思い出すのが、大学の頃のY先輩。男前で、面倒見もよく、自然と輪の中心にいる、尊敬の念を抱くしかないY先輩。
唯一の弱点が漢字。ファミレスで「リューデンアゲ」と注文したときも男前で、力強い声だった。あの夏を思い出しているうちに竜田揚げの到着。
大皿の唐揚げにレモンを絞るのはマナー違反、なんて記事を読んだことがあるけど、出てきた薬味はフル活用するのがポリシー。ギューッと絞る。
揚げたてを逃さず、思い切ってガブリ。カリカリの皮を破れば、肉汁があふれ出す。陳腐な表現ですが、揚げ物の美味しさの本質だと思います。
熱さを逃すようにハホハホ噛んだのち、白ご飯を頬張って口内調味。これぞ昭和世代の三角食べ。ダシのきいたみそ汁をすするまでが1ターン。
小鉢はもずく酢ですね。スウっと持ち上げてすすり込めば、ほのかな酸味と海の旨み、プチプチとした歯応えが油っこい竜田揚げと好対照です。
そのほかキャベツやお新香で、単調になりがちな揚げ物&ご飯に変化をもたらす。揚げ油を堪能したのち、胃もたれするまでも1ターンですな。
黒ビールやレモンサワーが似合いそうな絶対善と言えるおいしさ。みそ汁を飲み切る頃には、すっかり腹くちくなりました。はい、大満足です。
ごちそうさまでした。
★しばらくは孤食のグルメ&お蔵出しです。