年のせいか残暑の季節には冷たいメニューに逃げなくなっていく。とくに今夏は冷やしそば、冷やし中華など、冷やしの摂取率が有意に低かった。
屋内ではエアコンで入念に冷やされ、外に出れば日光と地面からの照り返しに焼かれ。若くないから自律神経も鈍く、恒常性を保つのが大変です。
で、芯から温まるべく味噌ラーメンを選ぶ。寒い札幌名物なので、効能は十分期待できますね。ブログをみると半年に1回ペースで食べてます。
まずはスープ。味噌汁などとは一線を画した濃厚かつ油のきいた味わい。七味をパラパラ振って、カラダをホットホットにする魔法をかける。
沈みゆく前にコーンも食べておこう。溶け始めのバターが絡み、味噌スープと一緒に食べると甘塩っぱくて目尻が下がる。穴あきスプーン大活躍。
野菜たっぷりで、いわばいきなり石狩鍋のシメを食べているわけだ。中太麺を遠慮なくすすれば、スープがからみ、美味の押し売りのような幸せ。
コリコリのメンマ、脂ののったチャーシュー、スープに潜むひき肉。ああ、ごはんが欲しくなる。玉ねぎ、もやしも歯ごたえよく、幸せの二乗。
途中でツボに入った豆唐辛子を入れれば二度おいしい。汗をかきつつ夢中で食べれば、当初の期待通り代謝が上がってきたような気がします。
すっかり食べ尽くしたのち、穴あきスプーンを駆使して、野菜、ひき肉、コーンをサルベージし尽くす。ああ、小市民の幸せ、ここに参上です。
ごちそうさまでした。
★しばらくは孤食のグルメ&お蔵出しです。