今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

定食春秋(その 360)シーフードカレー

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わが家の金曜日はカレー曜日である。各自の食事時間がまちまちとなるので大鍋料理が好都合で、期せずして週末を告げるメニューとなっている。


まるで海上自衛隊ですね。海自は洋上で曜日感覚が損なわれぬよう金曜日はカレーを食べるとか。基地のある横須賀は海軍カレーでも知られます。


でも目的は「大鍋」なので、時にシチュー曜日となることもある。なんとなく肩すかし。でもいい大人なので、そんな日は自ら食べに行けばよい。


で、本日はレストランのシーフードカレー。カレールゥによる万人受けのご家庭カレーと異なり、外食のカレーは百花繚乱、個性豊かで楽しい。


茶店の欧風艦隊、ココイチの揚げ物部隊、印僑のナン攻め、そば屋のダシ旅団など、みんなちがって、みんないい。業務用だって、それがいい。


さて、こちらのカレーはまぁるい味。フォンドヴォー的なやさしさが先に立ち、それなりに辛いけど、突き刺すほどではなく、全体にまろやか。


ご飯を右、カレーを左に配して、その境界線にスプーンを入れる。徐々にご飯を左方に寄せながら食べればお皿が汚れにくい、小市民の知恵です。


シーフードはイカ、エビ、アサリにムール貝、小柱も加わり、申し分ない密度です。甘辛いカレーに、シーフードの風味と歯ごたえが似合います。


真っ赤な大根漬けを途中ではさみつつ、カチャカチャと食べ終える。食後にぬるめのコーヒーを舐めつつ、カレー曜日の昼下がりを楽しみます。


ごちそうさまでした。


しばらくは孤食のグルメ&お蔵出しです。