今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 608)朝うどん in 箱根そば

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朝の散歩ついでに朝食なぞ。休日の朝なれば箱根そばも人はまばらで、ゆったりと食べられます。涼しくなると、またぞろ温かい汁ものが恋しい。


朝麺は温 or /そば or うどんからの四択。こう秋めいてくると、うどんにツユのしみたのが欲せられ、「うどんで」と告げつつ食券を提出する。


すると冷蔵庫からうどん玉がとりだされ、茹で時間の始まり。調理をじっと見つめるほどヤボではないので、水をいれ席を確保して、座って待つ。


さて、ほどなくうどんの呼び出し。揚げ玉、お揚げ、ワカメ、ネギの陣容は必要にして十分。箸を割り、徐にうどんを持ち上げ、ズルルとすする。


コシはないけど、ゆるゆるとツユになじむ姿勢がたまらない。黒くてみりんのきいた、いわゆる関東風の甘辛いツユが似合う。七味もかけとこう。


こちら箱そばの揚げ玉はパウダースノーである。サラサラとほぐれ溶けるので、唇を寄せてツユとともにゴクリ。適度な油っ気がたまりません。


コキコキのワカメ、甘い油揚げ、アクセントとなるネギ。こういうのでいいんだよを体現したような、学食や SA で出しそうな、シンプルな一杯。


讃岐うどんブーム以降、各地の個性的なうどんが巷間にあふれ、それはそれでおいしい。一方で、ざっかけない身近なうどんもまたおいしいのだ。


ごちそうさまでした。


しばらくは孤食のグルメ&お蔵出しです。