今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

定食春秋(その 371)カキフライカレー in ココイチ

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Rがつく月になると、カキフライが食べたくなる。流通の発達もあり、いろんな店でカキフライが出されるようになったのが嬉しい。


定食屋、豚カツ店、スーパーの惣菜、カレーのトッピング etc。こんなとこにあるはずもないのに、山崎まさよしばりに探しちゃう。


子どもの頃は、母が揚げた小っちゃなカキフライにだぶだぶ醤油をかけて食べてたな。カキが好きになったのなんて 30 代以降です。


サンマとともに大人になって知った秋の味覚ですね。カキには亜鉛が豊富だし、老いたカラダが微量元素を求めてるんだな、きっと。


で、ココイチでカキフライカレーをみつけて季節の初物に挑む。揚げ物をトッピングしたからご飯は自重して 200 グラムにしよう。


「中、すごい熱いのでお気をつけてお召し上がりください」。店員さんの親切な声がけがダチョウ倶楽部の前振りに聴こえちゃう。


まずはココイチでのマイお作法どおり、とび辛スパイスを振り、ソースをひと回しかけ、福神漬を添える。では、カキとの遭遇です。


ココイチは揚げたてなのがいいよね。スプーンで持ち上げて、そのまま丸ごとガブリ。カリカリ、ジュワッ、ハフハフ。熱っつい!


それこそ、おでんばりにアチアチです。カレーを食べるときは途中でなるべく水を飲まない主義ですが、そんなこと言ってられない。


あまりの衝撃に、カキを味わう間もなく嚥下する。己の無鉄砲を反省しつつ、カレーにとりかかる。いつものココイチ、安心、安全。


ココイチはハウスの傘下に収まったらしいけど、家庭用のルウでつくるカレーとは一線を画して、さらにインドとも、欧風とも違う。


牛丼店などライバルは多いけど頑張ってほしいな、と思いつつ、ふたたびカキフライ。カキも2個目なら少しは上手に食べられます。


衣から飛び出してくる海のエキスが鼻腔を駆け抜ける感覚がたまりません。揚げ物&カレー、心は満たされますが、胃は辛そうです。


いつか揚げ物が無理な年頃になるのかな、なんておセンチになりつつ、おいしく完食。紙ナプキンで唇を丁寧にぬぐい、席を立つ。


ごちそうさまでした。