今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 625)朝らーめん

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涼しくなってくると、散歩の距離が稼げる。坂道トンネル草っぱら、そんな愉快なコースではないけど、都会の散策も趣き深いです。


新宿あたりも、歩いてみれば地形の凸凹が多く、遠いビルを目印にしないと迷いそう。ひたすら住宅街を歩くと、代々木の駅前だ。


小腹がすいたので、軽く食べようと駅前を見回す。普段行きつけないので、かつや、ウェンディーズなど、チェーン店も見慣れない。


おや、盛り塩のあるラーメン屋さんが。10時前なのにもうあいているのか。みれば、8時からモーニングをしてるみたいですね。


ワンコインで食べられるならありがたい。選べるトッピングは味玉にして、卓上を眺めれば、高菜、紅生姜、ゴマ、ニンニクが並ぶ。


九州らーめんを名乗っているけど、どの辺かな。博多、長浜、久留米などの福岡勢から熊本、宮崎、鹿児島など、いろいろあるしね。


やってきたのは、いわゆる豚骨ラーメン。膜が張るくらい濃厚なのに、スープはサラリとしていて、朝でもガンガン行けそうです。


ともあれ朝なので、ニンニク以外をトッピングしてズルズル食べる。固めの麺がコキコキおいしい。味玉も黄身がねっとりおいしい。


なるほど、このスープは、確かに家系とは異なる九州の豚骨だけど、どこの地域とは特定できない。味の伝道者って感じがするな。


盛り塩は、秦の始皇帝の妾が、皇帝に立ち寄ってもらうため、牛車のウシを足止めしようと始めたとの由来がある。なるほど面白い。


ラーメン屋さんで盛り塩とは珍しく、実際に私は立ち寄っているわけです。清めの塩でもあるし、コロナ禍にいい看板代わりでした。


ごちそうさまでした。