本格派ハンバーガーは、言うまでもなくおいしい。そう、海南の牧にマッチアップした小暮の如く、圧倒的な本物感に気圧される。
もちろん、お値段もそれなりだから、一概にマックやモスと比べるものではない。神田藪そばもいいけど、ゆで太郎もおいしいのだ。
で、本日は人気店に空きをみつけて、そそくさと陣どる。思わぬ幸運だけど、かなりボリュームがあるので、メニュー選びに迷う。
ハンバーガーでもいいけど、せっかくだから色をつけたい。ダブルバーガーは明らかに重いし、ここはチーズバーガーで手を打とう。
カウンター席なので、調理過程も楽しめる。バンズに焦げ目をつけ、ハンバーグがジュッと焼かれる。食事の序曲に期待が高まる。
先にきたアイスコーヒーをチビチビ舐めていると、チーズバーガーのおなり。低く見積もっても、10センチ近い高さが実に頼もしい。
紙袋に入れて、エイっと指先で押し潰し、口のサイズに合わせてかぶりつく。これなら手が汚れないので、海原雄山も安心だろう。
バンズが香ばしく、あふれる肉汁とともに口いっぱいに旨みが広がる。噛むごとに味が練られていき、控えめにいっても最高です。
ハンバーグは言うに及ばず、濃密なチーズ、トマトの酸味、レタスの凄烈さなど、味わいすべてが笑顔につながっています。旨いっ。
カリホクのポテトには、マスタードとケチャップを潤沢に塗りたくる。半裁のピクルスをポリポリかじって舌をリセットしてみたり。
ひたすらおいしいけど毎日は食べられないかな。味に文句はありませんが、きっと胃腸が保たないな。でも、今の幸せは本物です。
おいしく食べ終え、舌に残る胡椒の味をコーヒーで拭いさる。食べ終えたそばから、久しぶりにマックに行きたくなりました(笑)。
ごちそうさまでした。