今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 644)朝の特製かき揚げうどん with こだわり卵 in なか卯

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きつねうどんでも食べようとなか卯に立ち寄ると、朝は「特製かき揚げうどん」がお得らしい。君子豹変してかき揚げ腹に切り替える。


かき揚げに限らず、なか卯の揚げ物はおいしいし、揚げたての朝ならばさらなり。なか卯名物、琴によるポップス演奏を聴きつつ待つ。


かき揚げが別盛りなのが嬉しい心遣い。箸で2つに割って、半分はうどんにのせて、半分はサクサクを楽しむとしよう。我ながら好判断。


さて、こだわり卵はどうしようかな。いつもなら月見にするけど、せっかく器が付いてきたので、丹念にかき混ぜて、ダシに注ぐ。


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熱が入らないので、かき玉汁のようには固まらず、ダシと一体化していきます。京風のお淑やかなダシと卵のやわらかな風味が合いそう。


まずは、かき揚げをガブリ。特に味をつけずとも、油の香ばしさと、玉ねぎ、人参、カボチャの甘さで十分おいしい。期待通りサクサク。


ここで、たおやかなうどんをツルツル。讃岐のようにコシが命!もいいけど、主張せず、ダシを楽しむ舞台装置のようなうどんも好き。


ダシに浮かべたかき揚げの片割れは、ハラハラと落ち葉のようにほどけて消える。うどんとともに吸い込まれる野菜もまた一興ですね。


途中で香りとうがらしをふれば、辛みと風味がプラス。卵が溶け込んだダシは勿体ないけど飲み切れないや。お茶を飲んで、ひと息つこう。


朝早い時間帯。ごちそうさま〜と帰ってゆく人もいれば、気だるそうに静かに去る人もいる。元気をもらった感謝を伝えて帰りましょ。


ごちそうさまでした。