今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

定食春秋(その 392)メンチカツと鮭の塩焼き定食

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ダブル主演というと、あぶない刑事や釣りバカ日誌などが思い浮かぶ。ダブル浅野もそうですね。明確な定義は難しいけど。


一人でもメインを張れるのに、あの二人が組むなんて!という曖昧な基準。役者の格とか、作る現場はさぞ大変でしょう。


で、定食にもお得な組み合わせがある。こちらはメンチカツと鮭の夢のタッグ、スクウェアエニックスばりの大同団結ですね。


味噌汁で箸を湿らせて、まずは鮭から。身が裂けやすいから鮭と名づけられた、とも言われますが、それも納得の食べやすさ。


ひと口食べれば程よい塩っ気がご飯の呼び水となります。銀シャリをガツガツかきこみ、よく噛めば甘みも出てきておいしい。


お歳暮でいただくやたら塩っぱい焼き鮭で育った世代ですから、塩分は望むところ。大根の粗おろしで、十分中和できます。


さて、もう一方の雄、メンチカツ。みたところトゲの立つ衣は期待しかない。ソースをかけて食べれば、中身はふわっふわ。


部活帰りに肉屋で買い食いしたような、胃袋をシアワセにする味は、当然にご飯が合うのよね。これまたガツガツ食べちゃう。


王長嶋、秋山清原、中村ローズ。例えはともあれ豪華なコンビにメロメロ。小鉢の面子もオカズヂカラにあふれ、嬉しい悲鳴。


みるみる食べ進み、残るは鮭の皮。水戸黄門も愛好したという旨みの詰まったところをパクリ。副将軍気分で、満腹到来です。


ごちそうさまでした。