いくらおいしくとも、毎日同じものを食べられるわけではない。味に飽きるし、栄養も片寄る。なにより、食の TPO が損なわれる。
胃もたれならばうどん、勝負飯ならばトンカツ、記念日のディナーならばフレンチ。歳時記やバイオリズムに合わせて選ぶのが正解。
では、天一のこってりはどうか。唯一無二の濃ゆいスープは、疲れた体にカロリーとミネラルを与えてくれる。理想をいえば残業後かな。
まずはネギチャーシューと唐揚げでサワーをゴクリ。2杯目はビールに切り替え、やってきたこってりに、余ったネギを移し替える。
ってなところです。ともあれ、今日はお天道様も高く、さすがに飲んだくれるには早すぎる。粛々と、こってりのみを堪能しよう。
まずはスープをゴクリ。ザラザラした舌ざわりが味蕾を開きます。好き嫌いは分かれますが、好きになったが最後、忘れられません。
麺はクネクネとスープを絡めとり、食べるだけでスープが飲める不思議な食事です。夢見心地で食べつつ、途中で餃子用のお酢をタラリ。
邪道でしょうが、野菜エキスたっぷりのスープですから、タンメン同様にお酢が合うのです。万人受けはともあれ、個人的にお勧め。
夢中で食べれば、丼ぶりの内側に「明日もお待ちしてます。」の文字が見えてくる。ここが潮時、レンゲを置いて水を一気飲みする。
ごちそうさまでした。
PS
食べることは、日々の営みですので、毎日の更新は苦ではありませんでした。
しかし、昨年に連続千日更新も達成し、精神的に一区切りでもあり、いろいろと私事も多忙になりました。
今年からは、週1か、週2程度の不定期のペースで、無理なくコツコツと文章修業を続けようと思います。
これまで、拙文にお付き合いいただきありがとうございます。今後ともよろしくお願い申し上げます。