今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 670)嵐げんこつチャーシュー麺 with シャキネギ

f:id:socius_lover:20211210144247j:plain


「牛丼が食べたい!」⇨吉野家

「豚骨ラーメンがいいナ」⇨一風堂

「コロッケそば気分」⇨箱根そば


店を選ぶのではなく、食べたいものを選ぶことが多い。当たり前だけど、毎日の営みだけに疎かにはできません。食は命に直結します。


本日は「濃ゆいラーメンで温まりたい」欲に駆られて花月嵐へと。げんこつラーメンにニンニクをかまして、ズルズル食べちゃうのです。


花月嵐は、常に名店とのコラボを展開していて華やかだけど、心は揺るがない。げんこつチャーシューとトッピングの食券をポチリ。


待っている間も、後客は次々とげんこつラーメンを頼んでいる。そう、天一のこってり然り、げんこつこそ花月嵐のフラッグシップなのだ。


久しぶりの対面に心がときめく。マスクを外せば野生味あふれるスープの香り。握力をフルに使ってニンニクを潰し入れ、箸を割る。


スープを飲めばガツンとくる臭みと旨味。上品なラーメンもいいけど、どうせなら野生を呼び覚ますような、塩っぱいのがおいしい。


細麺をよくなじませて、ズルズルすする。ニンニクの香りが鼻を駆け抜け、脳からドパミンがドバドバ出るのが実感できる、またヤバイ味。


途中で入れる名物の壺ニラは、ミニトング2回分でも十分辛い。ヒーハーいいながら汗をかき、かなり濃いめのスープをスルスル飲む。


シャキねぎのみずみずしさで濃度を中和するも、まったく追いつけません。海苔やチャーシューは、ライスを追加したくなる味わい。


「おいしいものは体に悪い」を思い知らされます。毎日食べる「ケ」の食事が味噌汁なら、「ハレ」の日のご馳走こそラーメンですね。


ごちそうさまでした。