焼きそばときくと、ソースの焦げた匂いが真っ先に思い浮かぶ。お祭りの屋台で、うずたかく積まれた、ほぼ具なしのヤツでもおいしい。
部活帰りに買い食いする焼きそばパン、徹マン中に食べるカップ焼きそば、家族がそろった土曜日の昼ごはん。焼きそばは常に正義です。
しかし、本日は中華焼きそば。ソースはソースでも、ウスターではなくオイスターソースの味つけ。それでも、焼きそばはおいしいのだ。
メニューをみれば、四川風、上海風、あんかけなど多士済々で悩みますが、ここはあえて無印を注文して、そばそのものを楽しもう。
見た目は、ソース焼きそばとさして変わらない。ひと口食べれば、色味以上に味が深く、油にコーティングされた麺は、少し短めです。
具材は、ニラ、キャベツ、にんじん、玉ねぎ、もやし、豚コマなど。このあたりは和風と同じだけど、キクラゲがあるので、一気に中華風。
キクラゲ。クラゲみたいな食感のキノコだからキクラゲ。漢字で書けば木耳。確かに木に生えた耳のような見た目です。コリコリおいしい。
そこはキノコ、油との相性もいいので、和食よりも中華で輝く印象ですね。あとは博多豚骨ラーメンですみっこぐらししているかな?
シャキシャキと歯ごたえのよい野菜は、麺と同じくらいの太さでそろっており、火の通りが均一なのだとわかる。細かな仕事がニクイね。
ごちそうさまでした。