三河島駅のラーメン店、三極志。知人が経営しており開店当時以来の再訪です。三周年を迎えており、マスコミにもチラホラ登場している。
ウリは鶏と浅蜊のさっぱりしたラーメンだけど、Twitter をみれば週替わりのガッツリ二郎系ラーメンも人気のようす。さて、何にしよう。
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券売機をみれば、燕三条風背脂煮干ラーメンの文字。新潟は米どころだけど、実はラーメンどころでもあり、背脂に惹かれて心を決める。
燕三条は上越新幹線の駅として知られますが、燕市と三条市の地名をあわせた駅名です。北陸道のインターが三条燕なのが絶妙に利権の臭い。
歴史上、こうした地名のチャンポンは数多い。新幹線駅は特に地域の顔となることもあり、本庄早稲田や三河安城など妥協の産物が多い。
一方で、合併地域の一部をとった地名はなじんでいることもあり意識しない。大森と蒲田で大田区、国分寺と立川で国立駅など枚挙に暇がない。
さて、燕三条ラーメン。背脂たっぷりで看板に偽りなし。スープを飲むと、煮干しの香りが鼻腔を満たす。ほんの少しの苦味がうまし。
自家製麺はヒラヒラと平打ちで、スープによくからむ。背脂はやわめのグミのような食感で、老体なのにどんどん食べられる禁断の味わい。
アクセントの細メンマ、鶏・豚2種のチャーシューほか、全体に隙のない布陣は憎らしい限り。相変わらずの丁寧な仕事に思わずニッコリ。
飲食はコロナ禍で大変だけど、こういう真摯な店は頑張ってほしいな。ズルズルおいしくいただき、グビッと水を飲めば、嗚呼シアワセ。
ごちそうさまでした。