今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 676)味噌バターコーンラーメン

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俳句には季語が必要である。限られた文字数に織り交ぜられた季語は、受け手に情感を伝えてくれる。日本語らしい、たおやかさですね。


春夏秋冬にそれぞれ季語があるそうで、ちょっと調べただけでも、自然現象や動植物、年中行事など膨大な数があるようで、しばし見入る。


冬の部を眺めれば、オリオンや霜柱などの身近な自然あり、クリスマス、節分などの行事あり、おでん、石狩鍋などの食にまつわるものあり。


さて、本日のランチは味噌ラーメンにバターとコーンをトッピング。ランチサービスでもやしを増量してもらい、質量ともに期待の一杯。


こちらのラーメンは年じゅう食べられるわけですが、サッポロラーメンはやはり寒い季節に、ハフハフ食べるのが格別な気がします。


さて、まずはスープをゴクリ。安定の味噌味を確認したのち、ザブザブと七味をかけて、太麺をズズズっとすする。ハフッ、たまらん。


玉ねぎの甘み、メンマの歯ごたえ、叉焼のホロホロ加減。十分な具材に重畳するコーンは清涼感にあふれ、バターは深いコクを加える。


味噌ラーメンこそ冬の季語にふさわしいのではないか。そんなことを思いつつ、一気呵成に食べてゆく。熱いのも、ごちそうのうち!


食べ終える頃にはジワリとおでこに汗をかき、水をひと口飲んだのち、穴あきスプーンで底に沈んだ挽き肉やコーンをひたすら掬い上げる。


と言っておいて、真夏に冷房のキンキンに効いたなか、ハフハフ食べる味噌ラーメンもおいしいよね、と思う。現代人の欲望は果てしないな。


ごちそうさまでした。