今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 680)特製ラーメン・豚骨醤油

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I'm an Englishman in New York

街になじまないこの感じ、スティングを思い出す。むしろ異邦人・久保田早紀かも。とりあえず、久しぶりの日本橋は据わりが悪い。


ちなみに東京はにほんばし、大阪がにっぽんばし。で、お江戸日本橋で、五街道の出発点を見物して、麒麟像を眺めたのち、ランチを物色。


ともあれ、クリスタルキングもびっくりの大都会で、何を食べたものか立ち尽くす。情けない話、気後れしてしまう。オシャレやのう。


で、家系ラーメンの看板に安堵する。悩んだときは「特製醤油」とのコピーが私の心境を代弁するかのようだ。半ライスつきがいかにも家系。


2階に通され、水を飲みつつ待つ。程なくリフトであげられてやってくるマイラーメン。ゴマをたっぷりすって、ニンニクをひとさじ入れる。


準備万端で、まずは濃ゆいスープを。まろやかクリーミーで、臭みなし。豚骨の旨みだけを煮詰めたような味わいに、思わずニンマリ。


太ストレート麺をズルズル食べ、ライスをひと口ほおばって、濃い味を中和する。とろり半熟卵もライスのお供として申し分なし。


あとは、ほうれん草を食べライス、海苔を食べライス、チャーシューを食べライス。どれもこれもオカズヂカラが強いので、卓上の漬け物要らず。


もはや、ラーメンを噛みしめているのか、幸せを噛みしめているのかわかりません。ここで水をゴクリと飲んで、舌に残る旨みをリセット。


後半戦は卓上の辛子ペーストを少し加えて味変を楽しむ。うまい、うまい、うまい。あまりにおいしいと、語彙が貧困になりますね。


塩分過多間違いなしのランチを終え、正気を取り戻す。そういえば、ここは日本橋だったっけ。さっさと所用を済ませて、家路へと急ごう。


I'm a ramenman in Tokyo.


ごちそうさまでした。