アジは味がよいからアジという。そんな話もすんなり信じられるほど、アジはおいしい。お値段もそれなりの、いわゆる大衆魚の雄です。
アジの食べ方というと、塩焼き、干物もいいけれど、やはりアジフライが格別。そのままかじっても潮の香りがするけど、ソースも醤油も合う。
一方で、なめろう。アジの刺身を生姜や味噌とともにたたいた漁師料理。食べ終えたあとの皿を思わずなめちゃうほどだから、なめろう。
この両雄、白米もいいけど、ビールやハイボールが似合いそう。日も高いランチタイムなので、当然に自重して、定食としていただく。
まずはフライ。身を半裁して、半分はソース、半分は醤油で食べようかな。ガブリといけば、肉厚な身は締まっており、期待通りおいしい。
慌ててご飯をかきこみ、もぐもぐと咀嚼する。外国では口内調味しないというけど、どうやってオカズを食べるんだろうと不思議に思う。
さて、なめろう。アジフライが牛カツならば、こちらはメンチカツの立ち位置。とろりとした舌ざわりに、大葉の風味が相まって、デラ絶品。
そういえば実家ではアジあまり食べなかったな。北陸で獲れないのかと水揚げを調べると石川は10位付近。単に食べなかっただけなのか。
ともあれ、アジを堪能しつつ、オカズ、ご飯、味噌汁を忠実に三角食べしてすっかり満足。ぬるくなったほうじ茶で、さっぱりランチを終える。
ごちそうさまでした。