先日、チャーハン欲が満たされなかった。穴場と思っていた店は新年度が始まったからか何度訪ねても学生であふれており、3度空振りした。
そろそろ、チャーハンが食べたい。脳内地図を検索して狙いを定める。アソコなら空振りしても日高屋も近いから、などとない知恵を総動員する。
各種スープにサイドメニューも充実したこちらは、昭和創業の老舗です。そうです。生き馬の目を抜くラーメン界ならば、昭和創業は立派な老舗です。
カウンターに陣取りまずはセットメニューを確認。+200円で半餃子または半チャーハンつき。めくるめくお値打ち感に心躍り、頬もゆるみます。
スープは、白湯、醤油、とんこつ醤油、味噌、塩。器用貧乏ではなく、どのスープも美味しいから悩みは深い。八丁味噌ブレンドにひかれ、味噌を選ぶ。
辛し、ねぎ、チャーシュー、角煮などトッピングも魅力的だけど、今日は念願のチャーハンを堪能しよう。注文するとすぐに、中華鍋のカチャカチャ音が響く。
さて、やってきたのは記憶よりもボリューミーなコンビ。スープに七味を振り、ニンニクをほんの少しだけ入れて、ズルズルとすすりこむ。おいしい。
八丁味噌ならば、愛知ラーメンを名乗ってもよさそうだけど、愛知民にはスガキヤがあるからなぁ。などと思いつつ、渋みのある深いコクを堪能する。
さて、念願のチャーハン。半チャーハンといえども、具材は玉子、ねぎ、たけのこ、チャーシューなど一人前。カリカリに焦げたご飯に、直火をかんじますか。
チャーハン用のレンゲはないので、ラーメンスープ用を持ち替えもせず、左手でほおばる。アツアツ、ハフハフ。ガバッとかきこむには熱すぎるな。
塩っ気のきいたご飯と、個性豊かな具材たちを軽く咀嚼して、スープで流し込み、追うように麺をすする。これこれ、この不健康な感じがたまらんです。
味噌ラーメンもしっかりおいしく、かなりの量を勢いにかまけて食べてしまう。午後の仕事に差し支えるくらいの太鼓腹の完成です。悔いなしのランチ。
ごちそうさまでした。