今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 705)いか天そば

f:id:socius_lover:20220409113014j:plain


団塊ジュニアにとって、イカ天といえば「いかすバンド天国」である。数々のミュージックスターを生み出した深夜番組で、相原勇の最盛期としても知られる。


当時高校生だっだっけな。FLYING KIDSBEGINなどはいまや大御所かねぇ。個人的にはJITTERIN'JINN、たまが好きだったな。何もかも懐かしい。


で、いか天そば。いか天という単語を実物よりも先に上記番組で知ったくらいで、一般家庭での天ぷらにはあまり出てこないけど、立ちそば界では大御所です。


さて、壁に居並ぶメニューをみれば、いか天もちくわ天も同じお値段で悩ましい。オジサンの懐具合なら両方トッピングできるけど、胃のほうがついていかない。


で、なんとなく五十音順でいか天を選ぶ。なす天、さつまいも天、春菊天など魅力的だけども、すべて五十音順の前に破れ去ってゆく。強いな、いか天。


こちらは、茹で置きそばを温め直す方式なので、提供まで実に早い。おかあさんの見事な手さばきに見惚れるうちに到着。七味を振って、まずはツユをごくり。


ダシの味もするけど、しょうゆの味しっかり効いた味わいは、ハッキリいって好みです。やわらかめのそばをすすれば、塩分が舌と 心を満たしてくれます。


お楽しみのいか天は、しっとりした衣がツユを吸い、ガブリかじればサクサクと歯切れがよい。幸せゲージがみるみる上がるのが自分でわかります。


店員さんは、おにぎりの持ち帰り客の応対もあり、日曜日とは思えない賑わい。ズルズル食べながら「相原勇も五十音順ではかなり強者だな」などと思う。


ごちそうさまでした。