今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 708)やまかけそ&そばとろ

f:id:socius_lover:20220406200005j:plain


野菜はヘルシーであると、なんとなく信じてきた。しかしイモ類は炭水化物が多く含まれ、時に主食に区分される。穀物でないのは茎を食べているからだとか。


小学校の理科のレベルなんだろうけど、腑に落ちるような、落ちないような。ともあれ、そんなイモ類が生食できるのが、とろろ類です。ヘルシー、かな?


こちらの町そば屋さん、とろろそばが3種類もあり、図解されているけどいまいち違いがわからない。とろろせいろはまだしも、そばとろ、やまかけって何だ。


仮にググろうとも、一般論がわかるだけであり「うちの店ではこうです」は示されない。忙しいお昼どきに尋ねるのも野暮、というか小心者なのでできません。


となれば、実食に限る。本日はやまかけを注文してみよう。推測するに、やま=山いもがかかったかけそばとみた。果たして到着すれば、そのとおりでした。


一面のとろろ、緑鮮やかなあおさ、真ん中に鎮座する卵黄。見目麗しい一杯にニンマリしながら、そばを持ち上げてスルスルといただく。当然、ヌルヌルです。


甘辛いツユは、とろろとの相性も間違いない。とろろは思ったより固体であり、ポタポタしたお好み焼き生地を思い出します。あおさの香りがいいな。


七味をふり、卵黄をほどいて、さらに食べてゆく。とろろに徐々に熱が通り、熱くなってゆくのも一興。最後は温そばには珍しいそば湯をいただき、汗をかく。


f:id:socius_lover:20220411201555j:plain


で、翌日にそばとろを食べる。イラストからすると、ツユととろろが一体渾然としているかな、と推測するも、到着すれば冷やしやまかけでした。疑問は解決。


味わいは昨日同様ですが、冷やしのぶんツユの甘み、とろろの旨みなどが分析できます。ワサビを溶いて食べれば、口の中はさながら里山の見本市、おいしい。


なぜだか、こちらにはそば湯がついてこない。皿の形状からしても、そば湯向きではなさそうだし、忙しいお昼どきに確認するほどのことでもないかな。


ごちそうさまでした。