押さえつけると反発が大きくなる。子育てにも通じるダイエットの禁欲生活。大した努力はしていないけど、それでもパァーッと食べたくなる衝動に駆られる。
さて、昨今の物価高は、生活を直撃している。燃料費の高騰はあらゆる生活物資に影響するし、小麦の値段があがると、パンや麺など食糧にも暗い影を落とす。
で、久しぶりのガッツリラーメン、いわゆる二郎系です。麺の量もさることながら、野菜を任意で増量できるのが嬉しい。とはいえ、いつまで続くのかな。
食券を提出して、水を飲みつつ待つ。ほどなくトッピングを確認されるので「野菜多め、ニンニク少し」にて。野菜マシマシは食べきれないのです。
登場した丼ぶりは、やはり心躍る一杯。スープをひと口飲めば、舌ではなく頭に直接訴えかける味わい。化学調味料バンザイ。グルタミン酸は結局おいしい。
卓上のらーめんだれを野菜に振りかけ、ムシャムシャと食む。もやし9キャベツ1の黄金比です。ゴワゴワの麺は啜れないので曲がったまま口に押し込む。
ああ、シアワセ。安い人間と思うけど、おフランス料理より、身の丈に合う。お酢やカレー粉で味変したり、とろとろの玉子を味わったり。ああ、シアワセ。
もむもむと食べ終えると、やがて丼ぶりにはスープがなみなみ残る。フードロスは嫌だけど、海水よりも塩っぱそうなスープは自重してグラスの水を飲み干す。
ごちそうさまでした。