今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 741)玉子たっぷりあんかけうどん


空調のききすぎた部屋に飼い慣らされ、なんだか気だるい。贅沢を言っている自覚はあるけど、カラダが芯から冷えている、マッチ売りの少女状態です。


こんなときはあったかい汁物、それも胃にやさしいうどんにしよう。あえて、鍋焼きとか、あんかけとか、胃の滞留時間が長そうなのがいいや。


で、玉子たっぷりあんかけうどん。海苔と玉子のコントラストが美しい。黄色と黒は勇気の印♩とはバブル時代の歌ですが、24時間戦える気がしてきます。


まずは、お出汁をそろそろと。アツアツながらもダシのきいたツユ、白身のつるんとした喉越し、固まりつつある黄身の旨み。五臓六腑にしみわたります。


勢いよくすするには熱すぎるので、サジにミニうどんをつくりつつ食べてゆく。ゴムまりのように弾力のある麺は、喉越しもよく、ひたすらおいしい。


そういえば、先ほどのリゲインのテーマを歌っていた牛若丸三郎太こと、時任三郎の息子さんは「勇気」くんとか。自らのヒット曲から名づけるとは。


海苔の香りに食欲が追い立てられ、ひたすら箸を動かす。ワカメがクキクキと歯切れよく、じんわりと汗をかく。汗腺を開いてこそ夏。炎天下へと戻ってゆく。


ごちそうさまでした。