ダイエットを始めて2カ月。さほど無理をしていないので、当然効果は少ない。気持ち凹んだお腹をさすりつつ、ラーメンたべたい、と矢野顕子のように思う。
ガッツリ二郎系、こってり家系、さっぱり醤油など逡巡するも、魚介のダシがきいた独立系を選ぶ。製麺所が営んでいるので、麺がツルツルおいしいのよね。
大盛りサービスだけどを自重して、メンマをトッピング。以前は50円だったけど、いまや150円もするのね。いつもはもやしもつけるけど、やめとこうかな。
メンマはかつて支那竹、シナチクと呼ばれていたよね。シナの名がよくない、とメンマに統一されたけど、藤井青銅さんの「死人にシナチク」は面白かった。
確かアニメージュ文庫だったな。続編の「修学旅行狂奏曲」とか「超能力はワインの香り」「愛と青春のサンバイマン」など、藤井さんの本を読み漁ったっけ。
さてマスクを外せば、魚介スープの間違いない香り。勝手知ったる味にパラパラと七味をふりかける。小麦の味が感じられるモチモチ麺をツルツルといただく。
トッピングのメンマを喰み、麺をスルスル食べてゆく。いつもなら、たっぷりのもやしとともに食べるところ、メンマだけでは塩分の逃げ場がない。
おいしい、おいしいけど、久しぶりだからか、濃すぎる。バランスって大事だなぁと再認識して、水を飲み飲み食べてゆく。まん丸焼豚は、白米が欲しくなる。
最近、味の濃いものを避けていたので、舌がビックリしたようです。とはいえ、味の絶対値は高いわけなので大満足の昼餉でした。スープを最後にひと口だけ。
ごちそうさまでした。