今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

定食春秋(その 447)天然本鮪中トロ三種鮪丼


昼どきにさまよえるサラリーマン。フライングダッチマンなら響きがいいけど、お目当ての定食屋が混んでおり、右往左往しているに近い。どうしよう。

そば、ラーメン、ナンカレー。次々と振られ気分のロックンロール。通りを戻っていると、ふと、先ほどまで混んでいた海鮮丼屋さんに空き席を発見する。


チャンスは最大限にいかすのが私の主義なので、スルスルとカウンターに滑り込む。一時期あった券売機がなくなってるけど、事情があるんだろうな。


壁のポスターを眺めつつ、天然本鮪中トロ三種鮪丼を選ぶ。長い名づけですが、そのぶん名は体を表しています。いちおうダイエット中なのでご飯少なめ。


陽気な有線を聴きながら待てば、ほどなく到着するマイ丼ぶり。ご飯少なめだから、喫水線が低いけど、天然の中とろ、赤身、ねぎとろのトリオは壮観です。


ワサビを醤油に溶いて、くるりとひと回しかける。まずは赤身をひと切れ。アラフィフとしては、トロもいいけど、赤身がうまい。筋っぽさも愛おしく食べる。


ご飯少なめなので、すぐに米を食べず、中とろを食べる。舌で潰せばとろける味わいは、なんだかんだおいしい。ここでご飯を食べて、味噌汁でひと息つく。


丸いねぎとろはふわふわで申し分なし。お行儀ワルを承知で、ざっとかき混ぜ、何を食べようと意識せずにガッつくと、脳内麻薬がでそうなほど、おいしい。


中とろ、赤身、ねぎとろジェットストリームアタックや〜などと陳腐な表現しかできない。でも、シアワセ。ガリを間に挟みつつ、あっという間に完食です。


ごちそうさまでした。