今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 761)海鮮うどん

 

暑くも寒くもない、過ごしやすい気候というのは、食欲を刺激する。夏に薄着だった体が隠せる季節という油断もあって、ついつい食べすぎてしまう。

 

糖質オフを心がけるも、ゼロなどと過激なことはせず、ランチは普通に食べる日々。なじみの店の新作、海鮮うどんの響きだけで、強くなれる気がしたよ。

 

後客は「メンチカツ定食にミニうどん」。いやはや、健啖家だなぁ。いわゆる生活習慣病も怖いけど、そもそもそんなに胃に入らないお年ごろです。

 

さて、海鮮うどん。イメージはちゃんぽんだったのだけど、やってきたのは貝が散りばめられたひと品。ひと口飲めば、いつものダシに滲み出る貝のコク。

 

その昔、岩手の田老町(今の宮古市)でいただいた、海鮮ラーメンを思い出す。生命の母たる海のエキスのような、濃いけど、品のある、旨みたっぷりスープ。

 

いつもの安定したうどんを楽しみ、プリプリのカキを喰み、殻付きのムール貝をクニクニと味わう。昆布巻きの蒲鉾は、富山や金沢でよく見かけるやつだ。

 

シャキシャキしたもずく、こきこきと歯ごたえよいワカメなど、なるほど思ってたのとは違うけど、海鮮としか言いようがない。七味をふって、刺激もプラス。

 

ペロリと食べ終え、お茶を飲んだのち、ひと口、もうひと口と匙でダシを嗜む。クセになる潮汁は、雑炊にしたいくらい。大満足のランチタイムでした。

 

ごちそうさまでした。