今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 767)シーフードヌードル

 

御三家といえば尾張紀伊、水戸である。細かくいえば家格もあるらしいけど、明治以降も侯爵であり、庶民からすればそのまばゆい家柄に大差はない。

 

あるいは橋幸夫舟木一夫西郷輝彦を思い浮かべる人もいるだろうし、いやいや秀樹、五郎、ひろみに決まっていると主張する世代もあろう。それが御三家。

 

カップヌードル御三家なら、しょうゆ、カレー、シーフードである。味噌やチリトマトがいくら挑もうと阻まれる、御三家の高い壁は、レッドクリフのごとく。

 

で、老舗ラーメン店がリアル・シーフードヌードルを出していると聞きつけ、さっそく食べにゆく。なんでも店長が大好きらしく、自然と期待が高まる。

 

 

スープを飲めば海鮮のエキスがたっぷりで、ほんのりコショウがきいている。そうそう、これこれ。カップ麺が主食だった学生時代に、タイムスリップしそう。

 

喉越し重視の細麺、歯ごたえ抜群のイカ、ザクザクおいしいキャベツ。どれもカップ麺よりおいしいのだけど、食べるたびにカップ麺が食べたくなる不思議。

 

結構な有名店ですが、店主がカップ麺好きとは親近感が湧く。好きこそものの上手なれ、とはよく言ったもので、腕がたつからこそ味が再現できるのだろう。

 

学生の頃は、スーパーの半額弁当と、カップ麺が贅沢だったなぁ。栄養バランスよりも塩分と満腹。そんな時代もあったね、と中年腹をさすりつつ完食です。

 

ごちそうさまでした。