キーマカレーの定義を改めて問われると、そこそこ悩んでしまう。無印で売ってるのは、具がひき肉で、とろみがついてて、辛さレベルは3と中庸の味わい。
そう、正解はすでに出ている。キーマ=ひき肉なのだ。スパイスの調合とか、ライスorナンとか、そんなことは必要条件ではない。ひき肉であればキーマ。
では、ドライカレーとは何か。ようは水っぽくなければすべてドライカレーなんだけど、カレーピラフやカレー炒飯も広義のドライカレーなのでややこしい。
つまりドライキーマとは、水っぽくないひき肉カレーである。とろみがあればキーマだし、ブロック肉ならドライだし。わかったような、わからんような。
細かいことはさておき、本日の日替わりはドライキーマカレー。ライスはターメリックを選び、食後にコーヒーもつけて、カレーの余韻を楽しむ覚悟です。
やってきたのは鮮やかな黄色のライスに、盛りつけも美しいひと品。ターメリックとはウコンのことだから、疲れた肝臓を癒してくれるに違いない。
まずは、カレーだけをパクリ。スパイスの華やかさとひき肉の旨みが相まって、ライスを追っかけて食べれば、スパイスの打ち上げ花火が鼻腔に飛び出します。
これはうまい。ドライカレーというと、何となく格下にみていたけど、米と肉の味がストレートに伝わってくる。辛味逃がしにスープをのんで、またカレー。
カチャカチャとスプーンを駆使して、どんどん食べる。途中で酸味のきいた付け合わせを食べると、舌の上の辛味がゆるんで、またカレーを食べられちゃう。
激辛も嫌いではないけど、過ぎたるはなお及ばざるが如し。バランスのよいスパイスの魔法にうっとりしつつ完食する。食後のブラックコーヒーのうまいこと!
ごちそうさまでした。