黒板メニューに見慣れない「奈良のトロロ」の文字。トトロは所沢だし空目ではなさそうだ。奈良の食事は柿と茶飯しか知らないけど、トロロ、有名なのか。
調べると、奈良県のホームページに「大和いも」のコーナーが。大和国は間違いなく奈良県だし、名産なのだろう、不勉強を恥じつつ、到着を待つ。
https://www.pref.nara.jp/8040.htm
やってきた御膳には、ピンク色が鮮やかなトロロ。どうせ変色するのなら、あらかじめ着色しちゃえという精神だろうか。箸でつつくと、かなりもっちり。
醤油をひとたらしして混ぜるも、箸に抗う粘りっけ。とりあえず他のオカズでごはんを食べて、シメでトロロごはんにしようかな。まずは天然物という鮭を。
身がしまり、こちらも箸を受けつけない堅牢さ。グイグイと身を割って頬張るとクセのない鮭の旨みと適度な塩っ気はオカズヂカラ抜群で、ごはんがおいしい。
やはり鮭は日本人のソウルフードだな、などと再認識。大根、ブロッコリー、香の物などを食べつつ、ごはんを半分くらいまで食べる。いよいよ、トロロ。
粘度が高くごはんになじまず、ごはんですよのように上に鎮座するトロロは、少し繊維が残り、野趣あふれる味わい。ショリショリ、さっぱり食べられます。
奈良は、中学の修学旅行で大仏をみて、今はなきドリームランドでゴーカートに乗った思い出があるけど、いま一度行ってみたいな。胃が元気なうちにね。
ごちそうさまでした。