今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 831)かけそば in しぶそば

 

 

かけそばの旅6杯目。高級住宅地の多いイメージの東急沿線の駅そば「しぶそば」を訪問。広めの店内はテーブル席も多く、こんなところにも高級感を覚える。

 

若い女性店員による盛りつけを眺めていると、ワカメのせでニンマリ。そういえば、立ち食い探訪で女性店員は大ベテランのおかあさん以来だな。これもまた、東急感。

 

ともあれ席につくと、テーブルにキャンペーンの案内がおいてある。なんでも、東急創始者五島慶太の故郷、長野県青木村でとれた新そばらしい。またまた東急感。

 

アウェイな気持ちを抑えつつ、そばをすする。プラセボ効果だろうけど、確かにおいしい。タチアカネというらしく、当たり前だけどそばの実にも品種があるのだな、

 

ツユは、酸味を感じる丁寧なダシとほのかな甘みのあるカエシのバランスがよく、そばとの相性よし。途中で七味をふれば味が引き締まり、お腹が温まってくる。

 

スルスル食べすすめ、残るツユが名残惜しく、ゴクゴクとふた口飲む。なお浮かぶネギにもののあはれを覚えつつ、水を飲んでひと息つく。おや、女性客もいるのね。

 

店内は、北へ帰る人の群れのように誰も無口で、注文の復唱だけをきいている。「海老天、ワカメ抜き〜」おや、勿体ない。まあ、好みもあるから、否定はしないけど。

 

出入り口には、しぶそばのツユがペットボトルで売られ、そば屋のカレーといったレトルトも扱っている。さすが東急、ブランド化が上手だな。京王も、頑張れ。

 

ごちそうさまでした。