今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 864)あなご一本天そば in しぶそば

 

いろり庵きらく、えきめんや、しぶそば、高幡そば、箱根そば。鉄道会社の眷属そばチェーン合同のキャンペーンに粛々と参加して、ようやくオーラスのしぶそばへ。

 

正直、京急に縁がないからあきらめていたのだけど、横浜に野暮用があったので、なんとかクリアする。どうせなら、全クリしたくなるのが男ゴコロ、東急へと向かう。

 

自宅から歩くこと1万歩、二子玉川にたどり着く。情報によれば、駅員さんに「そば屋さんへ行きます」というと、入場券なしで通してくれるらしい。それは助かる。

 

しぶそばは、そもそものかけそばが上品なうえに、各種キャンペーンも楽しい。ふだん使わない路線だけに目移りするけど、本日はあなご一本天で決まっている。

 

注文するや否や、水を汲む間もなく呼び出しがかかる。丼ぶりの縁にまたがる迫力のあなご天は豪快です。箸を持つも、どこから食べ進めるものか躊躇してしまう。

 

まずは、尻尾のほうを持ち上げてガブリ。衣はサクサク、身はふわふわ。淡白な味わいを楽しむ。よく動く尻尾側は身が引き締まると言いますが、品のよい白身です。

 

お次は頭のほうをガブリ。こちらはやや脂が多いのか、旨みが濃い気がする。両サイドをかじりとり、ちょうど丼ぶりの幅になったあなご天をツユに漬け込んでおく。

 

あとはしばらくそばをすする。たまたまなのか、二子玉川の土地柄か、あるいは店内がゆったりの座席だからか、しぶそばはいつ来ても、妙齢の女性客がいるなぁ。

 

完全な立ち食いでない、いわばセルフのそば屋だし、文化が横に広がっていくのはいいことだ。それにしても、このあなご天そば、ファストフードの枠を超えてきたな。

 

ともあれ、これでシールラリーもあがり。店員さんに「シールが集まりました」と話しかけると、少し驚かれるも無事に景品の付箋をいただく。ちょっとした達成感。

 

 

もしこの手のキャンペーンがもう一度あったら、コロナあけなら小旅行がてら頑張れるかもしれないな。東武、西武、京成あたりも参加してくれれば、いい機会かも。

 

楽しめました。ごちそうさまでした。