いろり庵きらく、えきめんや、しぶそば、高幡そば、箱根そば。鉄道会社の眷属そばチェーン合同のキャンペーンに粛々と参加して、ようやくオーラスのしぶそばへ。
正直、京急に縁がないからあきらめていたのだけど、横浜に野暮用があったので、なんとかクリアする。どうせなら、全クリしたくなるのが男ゴコロ、東急へと向かう。
自宅から歩くこと1万歩、二子玉川にたどり着く。情報によれば、駅員さんに「そば屋さんへ行きます」というと、入場券なしで通してくれるらしい。それは助かる。
しぶそばは、そもそものかけそばが上品なうえに、各種キャンペーンも楽しい。ふだん使わない路線だけに目移りするけど、本日はあなご一本天で決まっている。
注文するや否や、水を汲む間もなく呼び出しがかかる。丼ぶりの縁にまたがる迫力のあなご天は豪快です。箸を持つも、どこから食べ進めるものか躊躇してしまう。
まずは、尻尾のほうを持ち上げてガブリ。衣はサクサク、身はふわふわ。淡白な味わいを楽しむ。よく動く尻尾側は身が引き締まると言いますが、品のよい白身です。
お次は頭のほうをガブリ。こちらはやや脂が多いのか、旨みが濃い気がする。両サイドをかじりとり、ちょうど丼ぶりの幅になったあなご天をツユに漬け込んでおく。
あとはしばらくそばをすする。たまたまなのか、二子玉川の土地柄か、あるいは店内がゆったりの座席だからか、しぶそばはいつ来ても、妙齢の女性客がいるなぁ。
完全な立ち食いでない、いわばセルフのそば屋だし、文化が横に広がっていくのはいいことだ。それにしても、このあなご天そば、ファストフードの枠を超えてきたな。
ともあれ、これでシールラリーもあがり。店員さんに「シールが集まりました」と話しかけると、少し驚かれるも無事に景品の付箋をいただく。ちょっとした達成感。
もしこの手のキャンペーンがもう一度あったら、コロナあけなら小旅行がてら頑張れるかもしれないな。東武、西武、京成あたりも参加してくれれば、いい機会かも。
楽しめました。ごちそうさまでした。