今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 867)えび天そば in 深大寺門前そば

 

 

花粉症ではないので、この季節の散歩はひたすら気分がよい。特に、あさイチで人どおりも少ないところを闊歩するのはさらなり。駅前に着いたところで、お腹がすく。

 

とはいえ、コロナ禍の影響か、営業開始時間が遅くなった店が多い。選択肢が少ないのはさみしいけど、本命の立ち食いそば屋は絶賛営業中なので、散歩がはかどる。

 

各種メニューがあるけど、ここは贅沢に通常メニューの最高峰えび天そばにしよう。なんのお祝いでもないけど、気分のよさの勢いそのままに、530円を準備する。

 

店のお姉さんの手際のよさを横目に、壁をながめれば「半そばとおにぎり2個」のセットをみつける。ぜったい今度食べようと誓いつつ、水を汲んで呼び出しを待つ。

 

とかいう間に到着。熱くて、ダシが濃いめのツユをゴクリ、安定しておいしいゾ。何よりお腹が温まるのがいいね。湯がき直したばかりのそばは、アツアツで嬉しい。

 

さて、えび天。ふわふわの衣は意外と剥がれ落ちない。姿勢よくピンとしたえびをガブリ。当たり前のようにプリプリで、さすが最高価格帯。おいしいというほかない。

 

カイワレのほろ苦さをアクセントにそばをすすり込み、途中七味で刺激を加えつつ食べてゆく。やがて堅牢だった衣も剥がれ落ち、たぬきそばっぽさも堪能できる。

 

さて、いよいよエビの尻尾まぎわ。よく動かす箇所だけあり、弾力が増している気がする。尻尾もガリガリと噛み砕いて食べてしまえ。ああ、丼ぶり1杯でシアワセだ。

 

ごちそうさまでした。